ウクライナ終戦会議に乱入したUSAID疑惑
G7首脳のウクライナ問題についてのTV会議で、石破首相は「力による現状変更は可能だという誤った教訓が引き出されないよう注意が必要だ」と訴えた(産経新聞電子版2月25日)、とのこと。事前に行われたウクライナ政府が主催した「ウクライナ支援に関する首脳会合」にもオンラインで出席し、停戦交渉について「あくまで当事者のウクライナが関与する形で、公正で永続的な平和を一日も早く実現することが重要だ」と指摘した、とのこと。ここでもウクライナ劣勢、と言う国際情勢に疎いことがバレる八方美人外交をやっています。
両方の会議の参加者達は、全員が内政で失敗している少数派の敗者たちで、戦略上は失策となる弱者連合です。G7としては、交渉をプーチン大統領としたいところですが、勝者との会談の花道はトランプ大統領にうばわれており、残されたのは敗者を説得する会議の開催でした。まあ、政治的な影響力が無くなっているこのメンバーでは、プーチンは会ってくれなかったでしょうが、、、。
戦争を終わらせる時、敗者が条件を並べ立てても勝者が蹴飛ばせば戦争は終わらないので、ゼレンスキー大統領に力は残されていません。終戦とその条件は、戦争嫌いのトランプのプーチン説得にかかっていますが、プーチンも疲れ果てているのでなんとか戦争は終結するでしょう。
課題であった米国からのウクライナへの安全保障の提供は、ウクライナのステファニシナ副首相が米国のレアアース採掘に関して、「ウクライナと米国は、鉱物協定に関する交渉の最終段階にある」と発表しています。戦後処理への米国の協力と、安全保障の担保となる鉱物採決の事業化が一歩進みました。一つだけ留意したいのは、トランプはウクライナのNATO加入は認めていないことです。これはプーチンの面子を立てることです。
もう一つの終戦の条件として、この数日前にイーロン・マスクが暴露したUSAIDの裏帳簿には、ゼレンスキーがバイデンとその一族と行った不正な金の流れが記されているでしょう。従って、和平にはUSAIDとのつながりの有る、ゼレンスキーとウクライナの政府高官の退任が必要でしょう。
しかし問題はゼレンスキーだけにとどまりません。ウクライナ戦争での不正はヨーロッパ諸国の首脳だけでなく、日本の岸田元首相や野党などへの資金の流れが有ったことです。日本の場合は、岸田首相からの異常に巨額のウクライナ援助金の使途の疑惑が潜んでいるはずです。このお金、日米宇の賄賂に使われただけでなく、ディープステートと民主党の裏資金のマネーロンダリングにも使われているはずです。
このDOGE(政府効率化省)によって明かされる米国政府の公文書という政治的爆弾は、国際関係など気にしない、米国第1のイーロン・マスクが指揮しているので、いずれ確実に明らかにされることでしょう。
ゼレンスキーと言う敗者を担いだ弱者たちのG7会議は、USAIDからの裏金が来なくなって今後の小遣いが無くなるのを憂える、グローバリスト達のお別れパーティーです。それ以外に何の目的が有って集まったのか解釈に苦しむ会議です。G7諸国は、これ以上の無意味な出費をしたくないでしょうし、もしウクライナのことを思うなら、ゼレンスキーに亡命の説得をするくらいしかできません。
と、いうわけで、ウクライナは終戦します。どの国がゼレンスキーを引き取るのか、お考えになって下さい。ヨーロッパ諸国は今後のロシアとの関係をクリーンにしておきたいから、引き取りを嫌がるでしょう。もしかすると、トランプ・プーチン会談を開催している、サウジアラビアか、その他の湾岸諸国という案はいかがでしょう。