アルテミスII計画に注目しよう
現在、米国NASAが行っている、月着陸計画の一号機の「オリオン」が10日間の宇宙飛行の最初のフェーズの地球からの打ち上げを終えて、月への軌道に移ったところです。オリオンは月の周囲を回って帰って来るだけですが、4名が乗り込んでいます。これは50年以上前のアポロ計画よりも1名多く、NASA主導で米国のプロジェクトですが、いずれ日本人宇宙飛行士も加わるとのことです。アポロ時代と違って、アルテミスでは日本の寄与も大きく、技術的な協力は今後の日本の技術発展に大きく得るものが有るでしょう。

軌道とイベントの概略を示す図では、打ち上げに使用した2段ロケットの残された推進力を使って速度を上げながら地球軌道からの脱出速度まで加速して、月への軌道に乗って2段目から切り離されたのでしょう。
今後、月の重力の影響を使って月の周囲を周回して、地球への脱出軌道に乗ります。この行程ではスウィング・バイと称する物理法則に従うだけで、ロケットを使った加速は理論的に不要ですが、実際には月の裏側でロケットを使って僅かだけ軌道修正をするとのことです。
