羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

豆かん、550円

 豆かんとは豆かんてんのことです。下の写真の様に寒天と黒豆に黒蜜だけをかけたもので、あんみつやみつ豆の様なあんや牛皮などが入っていません。今回お進めするのは、浅草寺の横を北に通り抜けて言問い通りを横切り、見番の三業会館があった浅草柳通りに入り、1本目の細い道を右に入った左側の「梅むら」という小さな甘味処です。
 見番とは、芸者さんがお座敷に呼ばれる前に寄る場所で、昼間は三味線や踊りの稽古をします。この見番の近くにあるお店ですから、舌の肥えた芸者さん達に鍛えられており、味の点では折り紙付きです。ネットで梅むらのメニューをご覧になればお分かりになるでしょうが、豆かんだけでなく、あんみつ、みつ豆、お汁粉、などなど、甘い物が沢山あります。それでもやはりお進めは豆かん、550円です。

 この豆は、北海道産の赤えんどう豆をじっくり炊いた自家製とのことで、柔らかくてふっくらした絶品です。もし自宅でこの豆かんを食べたいなら、梅むらを出て、言問い通りを西に上野千駄木に向かい、昭和道りとの交差点の少し手前の左側の、「あんみつあいば」に行くと良いです。あいばは、甘味食材を卸す店で小売りもしています。ここの寒天がとても美味しく、12人前の袋入りの寒天を買うことが出来ます。
 梅むらの近くには、柳通りを北の方向に、見番を過ぎて少し行ったところに、鶏よしという鶏料理屋さんが有りました。下町の鶏料理は、江戸時代からの調理法は磨きがかかっており、焼き鳥や水炊きなどは最近の焼鳥屋とは違います。この店は水炊きがメインですが、水炊きを食べる前に食べる名物がカブトで、鶏のレバーを切らずに大きいままでタレを付けて焼いたものです。昔はこの鶏よしで食事をしてから、梅むらに入るのがお決まりのコースでした。梅むらは代を継いで若主人が味を守っているとのことですが、残念ながら鶏よしは無くなりました。
 仕方が有りませんから、浅草の別の店で食事をしてから梅むらで甘いものを食べ、帰りは言問い通りを入谷まで歩いて、あいばに寄って袋入りの寒天と黒蜜と豆を買って日比谷線で帰ることにしましょう。

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