アンソロピック社の新型AIクロード・ミュトスに注目
最近、BBCやウォールストリート・ジャーナルWSJなどの紙面に、アンソロピック社の話題が頻繁に掲載されています。アンソロピック社は、オープンAI社からのスピンアウトのメンバーがカリフォルニアに設立したもので、未だ上場されていないスタートアップ企業です。同社が話題になっているのは、「クロード・ミュトス」というセキュリティシステムを開発したからです。

2つのソフトには、「ミュトス」がアマゾンやAIやMetaなどの有名どころのソフトウエア会社のセキュリティホールを短時間で多数個見つけ出し、「クロード」で修復している、という実績が有ります。現状では世界で一番強力なセキュリティのAIセットでしょう。恐らく、中国やロシアのAIやサーバーなどのセキュリティシステムの弱点を暴き出しており、米国政府が大喜びのことでしょう。
こんな強力なソフトですから、米国政府はアンソロピック社に対して、クロードを生成AIとして、米国民の大量監視や完全自律型兵器への利用拡大を要求しました。これに対して同社は、監視や兵器利用は同社の倫理規定に反するとして従おうとしていません。
残るミュトスに関しては、米国政府との争いが在るか否かは今のところ分かりません。ちなみに日本政府も同社に注目しており、何らかの関係を創ろうとしているはずですが、当然ながらニュースは出てきません。日本共産党は、ミサイルの配置について国会で質問をして拒否されました。より重要で目に見えないセキュリティについては、技術に弱い日本の左翼はアンソロピック社との関りを、質問することさえしていません。アンソロピック社の存在さえも知らないのでしょう。
アンソロピック社によって、これまではハッキングの大国だった中国が現在は、ハッキングの恐怖に晒されているわけですが、このセキュリティの世界は裏の世界で「やったり、やられたり」なので、アンソロピックがいつまで優位かは分かりません。大きな戦争が起こらなければ、マスコミや民間企業は事実関係を知ることは出来ないでしょう。その間にアンソロピック社は儲けるだけ儲けておくつもりでしょう。
金融界もアンソロピック社に投資を集中しています。2026年中に株式が上場されるとのことです。2026年4月の企業評価は、9,000億ドル(140兆円)に達しており、先輩企業のオープンAI社を上回る集金力が有ります。AI関連の上位企業として注目しましょう。
