もつ煮込みと言えば、関越トンネル入り口店
もつ煮込みと言うのは下世話な食べ物で、名店と呼ばれる店はありません。それでも若い時から仕事で走り回っていた友人は、埼玉のうどんと、群馬のもつ煮込みはそれぞれの食材の産地が近くておいしい、と言います。日本の小麦の産地の1位は北海道で、福岡、佐賀、愛知と続き、栃木が5位、群馬が6位、埼玉が7位と、関東地方北部は小麦の産地として国内の上位です。次に、もつ煮込みの食材は鶏、豚、牛、とあり一般的なのは豚でしょう。豚は鹿児島が1位、宮崎が2位、千葉が3位、北海道が4位、そして群馬が5位と続きます。

群馬県のもつ煮込みが美味しいのは、産地がすぐそばで新鮮で安い内臓を提供する条件を立派に持っているからです。正肉に比べて価値の低い内臓肉は、流通に乗せるのが難しくて、域外に出てきません。今から30年ほど前の関越道の下り線の関越トンネル入り口のタイヤ交換所に小さな店があり、そこのもつ煮込みが下品で飾らず、美味しかったです。東京でももつ煮込みは沢山の店で出されますが、浜松町駅を出た大門にある秋田屋のもつ煮込みも美味しいです。
麻布十番のあべちゃんのもつ煮込みは有名ですが、少し甘いです。それでも、あべちゃんは土地がら客筋がよくて、随分前の夕方の開店直後に若い女性が持つに鯉定食を召し上がっていたのには関心をしました。女性にはちょうど良い甘さなのかもしれません。
最近になってネットで美味しい持つ煮込みのレシピが出ていますが、ポイントは下処理で持つの表面の臭みを良く洗うか、湯でこぼすのがポイントとのことです。そういわれると、埼玉の有名なうどんのチェーン店で食べたもつ煮込みは臭くてダメでした。手のかかる下処理が不十分なのでしょう。その後2度と行っていませんが。
煮込み料理と言うのは、沢山の食材を使うと美味しいものが出来る、と言われます。これは事実で、個人の家ではどうしても美味しいもつ煮込みは創れません。居酒屋か昼食屋で頂くのがよろしいでしょう。
