入院中の食事
これまでのブログでは自分では美味しいと思う、料理を書いてきました。しかし、今回の20日間の入院後の最初に家で食べたのは“とんかつ”でした。とんかつは江戸っ子好みの料理ではありませんが、脂肪に飢えて肩ロースの切り身を半分だけ食べました。
次の翌朝のご飯は、”目玉焼きごはん“でした。ジブリ映画では目玉焼きをトーストの乗せただけの、有名なレシピがありますが、こちらはもう少し手を入れて、目玉焼きはこめ油と溶かしバターをたっぷりと使い、卵を乗せる前にウスターソースをたっぷりとかけた、バターライスソース味です。
これは印象的に刺激的で下品な食べ物ですが、美味しいです。毎食が栄養バランスに完璧でなくても良いから、こういう食事を病院は出すことが出来ないのでしょうか。
入院中の食事は病院食と呼ばれて、運動量の少ない患者に脂肪は無用とされているのか、炭水化物とタンパク質だけでした。タンパク質の大半は魚から取り、白身も赤身も青魚も骨が全く無く、焼き魚も煮魚も全てが蒸かすか加圧調理なので、栄養と安全性では満点でしたが、全て同じ味で20日間で60回の食事では、30回以上魚が出てきたと思いますが、美味しかったと思えたことは有りませんでした。

魚料理には、漬けにしたり、粕漬にしたり、煮魚にしたり、といくつも調理方が有るのに勿体ない事でした。上の写真の焼き魚は、病院ではバーナーで焦がした後に蒸かしたもので、味わいたくなかったので嚙まずに飲み込んでいました。
肉が使われたのは60回の内の数回で、鶏の挽肉がニンジンときゃべつと共に餡にからまったもの、細切れの豚がヘロヘロのキャベツの間を泳いでいたホイコーロー、同じ材料を炒めてうどんの上に乗せた肉うどん、が有りました。
野菜類は植物の栄養と食物繊維を摂るためにですが、加圧調理してあるのでビタミン類は分解されてしまい、繊維もばらばらでぐちゃぐちゃで、ほうれん草のおひたしもゴマ汚しもみな同じでした。唯一、食材の原型を残していたのはかぼちゃの煮つけでしたが、香りと味の期待はしない方が良かったです。
とにかく、高度医療を受ける代償と考えて、病気になったらこういうものを食べて生き抜かなければならないことを肝に銘じて、皆さんも普段から健康に気を付けて病気にならないようにしましょう。残念ながら、私には8月には追加手術が有ります。それに備えて、佃煮、調味料、などを1ヶ月かけて探しておくことにします。
