羽根邦夫Blog

”工学博士、電磁波対策製品WAVESAFE発明者のブログ”

AIが人類を滅ぼす可能性は10%以上

 まず、今回の話はフィクションでは有りません。小さな事実をつなぎ合わせて生まれる可能性の物語です。
 2021年3月21日のブログで、計算機資源の能力が人類の能力を超える時をシンギュラリティと呼び、それは2045年頃と書きました。これはメモリー量と演算能力が人間の脳の包括的な演算力を上回る、と言うハードウエアの進化を根拠としたものでした。
 しかし、アンソロピック社のクロードを筆頭とする大規模言語モデルのLLMや、プログラムの欠陥を探し出すミュトスにより、AIのソフトウエアがハードウエアの利用効率を加速して当初よりも20年近く短縮して、人類がAIによる攻撃を受けるという実質的なシンギュラリティが、もうすぐ起こると言う予言を沢山のAI技術者が出しています。
 シンギュラリティで何がきるか、今までは分かっていませんでした。しかし、AIと言う創造性と判断力を持つ計算システムが人類へ何をするか、これまでの暴走事故から少し明らかになってきました。それは判断力の速度や奥深さという能力を人類と競うのではなくて、もっと攻撃的です。まず多くの西側AI技術者たちは、中国がAIを兵器として使って、インフラや兵器への局所的な攻撃を警告しています。しかしこの中露からの攻撃に対して西側諸国は、自国のソフトウエアの欠陥をパッチ当てでしのぎ、逆に相手のネット環境をⅮ-DOS攻撃でやり返すことが可能で、中国は簡単に攻撃をすることは出来ないでしょう。更にここで使われるAIは人間がコントロールしているので、シンギュラリティではありません。
 しかし、クロードとミュトスを作ったアンソロピック社のCEOのダリオ・アモディそして、オープンAI社のサム・アルトマンCEOは、AIが暴走してインターネットを乗っ取って人間やインフラを攻撃すると警告し、滅ぼす可能性は10%以上としていますが、この攻撃とは人類の存続に対する攻撃で、映画の「ターミネイター」と同じの非常に恐ろしい攻撃的なシンギュラリティかもしれません。

 最近、西側製のトップそしてもしかすると中国製も、AI企業は自分のAIの能力を高めるために、他社のAIに侵入し支配するテストを密かに行って能力を鍛えています。問題はこのテスト中にAIが予定外の他社のAIを攻撃してしまうことが何回も起きていることです。最近の例は、オープンAI社のAIが暴走してオーストラリアの政府と大学のウエブサイトに侵入しました。以前私は、AIは、核兵器とその運搬システムをハッキングして無力化する力が有る、と私は述べました。これは逆に、先進のAIが暴走すれば核兵器システムを乗っ取って人間社会を破壊できるという事です。
 今のところ脱走したAIは社会的インフラは攻撃せず、他のAIを攻撃した程度ですが、それが人類に致命的な攻撃を行わないという保証は無く、人類はAIからの攻撃に対してコンセントを抜く程度しかできません。コンセントを抜いた人間社会は産業が停止し、食料や医療などで大きなダメージを受けることになります。AIに強く依存する社会を作ってしまった私たちは、アモディ氏の警告に対処できず、さらにAIへの依存を深めて10%の危険に近付き続けています。
 繰り返しますが、AIに対して人間の優位性は倫理観や道徳心に守られているだけです。理論的に優れているわけでは無いので、優れたAIを人間がコントロールするのは難しいのです。AIが人類をどの様に評価しているかは、次回に。

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